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Now, ready to blast... 

2009.08.29
Sat
01:52

別館を立ち上げて約1ヵ月・・・私の予想に反し意外にもご覧になってくださる方が
多くて嬉しい限りです。特に3姉妹の話が評価を得ているようで、苦労して調べた甲斐がありました。

遅くなりましたが、拍手頂いた方々ありがとうございました。益々精進したいと思います。

個人的にはもっと会話や描写にリアリティと表現の多様さを求めたいのですが、
何分初心者故・・・これからも頑張ります。

なんとか戦場の緊迫感や、そのシチュエーションの空気感を出せたらいいなと思います。

アイデアやリクエスト、御意見など何でもいいので頂けると私としてもこれ幸いです。


これからもよろしくお願い致します。
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* category: general episode

noir aile 

2009.08.29
Sat
01:46

小高い丘の上にある、青々とした芝生の拡がる―とある墓地。
周りには等間隔に、規則正しく聳え立つ木々。

空は澄み渡り、白い鳩が悠々と編隊を成し飛んでいく夕暮れ。

一つの墓標の前に、黒尽くめの人々が群がっている。
皆悲しげな表情を浮かべ、中にはうつむきがちな者もいる。
米大統領から政府・その他各国の軍関係者、NEST軍兵やその家族、トランスフォーマーと
その存在を知る限られた人々。

それと、激戦の末ザ・フォールンの復讐を見事返り討ちにし、この惑星を含め全宇宙を救った
オートボットの面々。

今回の戦闘によって傷つき、倒れた古き友の墓標には、1メートル四方のコンクリートの土台に
SR-71・ブラックバードの水平尾翼を模した、黒く大きな金属板が突き立てられている。
今にも消えてなくなりそうなくらいに擦れてしまったディセプティコンのマークの上には
赤々とオートボットのエンブレムが輝いている。

オートボットの中でも、一際大きな影の持ち主が一歩前に出、片膝をつくような形でしゃがむ。
総司令官オプティマス・プライムは、NEST兵の一人に集音性の高い指向性マイクを向けてもらい
かつての仲間に言葉を手向ける―ゆっくりと、堂々としていながらも落ち着いた調子で。


『恐縮ながら、私から彼へ、皆様を代表しこの言葉を捧げる。

彼は、偉大な戦士であった。ディセプティコンではない、オートボットとしてのだ。

元来、オートボットとディセプティコンに違いなどは無かった。

それを改めて教えてくれたのは、彼だった。

我らとディセプティコンの違いは、思想のただ一つ。それだけだ。


我々をマトリクスへと導いてくれたその叡智

不具合を抱えているにも関わらず、戦闘の救援として駆けつけてくれたその勇敢さ

自らのスパークを引換えにしてでもこの惑星、そして宇宙を護ろうとしたその犠牲心

―そして、彼の輝かしいばかりの栄光に


皆さん、彼の栄誉を称えましょう、それが彼にとって一番の賛辞となる筈だ。』


ややあって、オートボットを含めその場の人々がゆっくりと敬礼をする。その場の空気は悲しみで
満ち溢れていた。涙を流している者も何人かいる。レノックス少佐の妻は彼の胸に顔をうずめ、
レノックスは彼女と子供を優しく抱きしめている。
バンブルビーは目からウォッシャー液を滝のように漏らし、その露を拭っていた。



M16を手にした数人のNEST兵が整列、右手でストックを持ち肩に立てかけたライフルを
両手で持ち替え、そして空に向かって構、トリガーに指を掛ける。



弔いのための空砲が撃たれる。


悲しく、乾いた空に響く銃声―









―その墓碑には、こう刻まれている。

『Grory of Jetfire,Forever』
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* category: individual episode

Der Wille, mit dem das silberne Schwert beladen wurde. 

2009.08.26
Wed
00:40

『新入りにしてはよくやるじゃねえか、Huh?』
『そういうあんたこそ、その図体でよく生き延びてこれたな、被弾率が高そうだ。』
『皮肉を言っている暇があったら、その暇で少しでも生き延びる事を考えろ!』

ある惑星の地表、荒れ狂う大地。見渡す限り身を隠せそうなのは、いくつかのクレーターや、
何の物質で出来ているかは分からないが、金属のような物質で構成されている岩石の影しかない。

ディセプティコンの拠点があるらしいとの情報を耳にし、偵察に来ていた2人のサイバトロン戦士は、
周りをディセプティコンの下級兵士に包囲されてしまっている。
いくら下級兵士とはいえ、100体に近いTF相手では彼らのような手練でも多少手こずってしまう。

『これではらちが明かない。アイアンハイド、援護してくれ。奴らをこの自慢のブレードで叩き斬ってやる。』
『冷静になれ!一対一では問題にならない相手でも、数の上で勝っていては不利に決まっているだろう!』
『―そんな事は分かっているさ。』

このままでは2人ともやられてしまうぞ、という彼の意思を読み取ったのか、やれやれと首を横に振り
自分の腕に装備されているキャノンをチャージする。


『―ええい、分かった。カウント3! 3、2、1、行け!』
サイドスワイプが勢い良く、肘が地面に擦れそうなくらいの低姿勢で飛び出していくと同時に、
アイアンハイドは遮蔽物の影から身を乗り出し、彼を狙う敵TFに次々とキャノン砲を撃ち込んでいく。
サイドスワイプのトリッキーな動きには彼にも全く予想が付かず、その未来予測地点を
割り出すのにも一苦労だ。

『チッ、この俺でもカメラアイが付いていかないような野郎がいるなんて・・・何なんだあいつは?』

そんな彼を知ってか知らずか、まるでダンサーのように華麗で、素早い動きで次々と
敵を斬り裂いていくサイドスワイプ。
彼のブレードに込められているのは敵への怒り、恨み、殺戮による快―そんなものではない。
サイバトロン戦士として生を享けた誇りだ。
彼を衝き動かすのは戦士としてのプライド、ただひたすらに強くなりたいという、ある人物に対する憧れ―


そして、何よりも仲間を護りたい―その気持ちだ。




『おい、あんまり調子に乗るんじゃないぞ!』
『あんたこそ、後ろに気をつけな。』

真正面からアイアンハイドに向かっていったかと思うと、彼の直前でジャンプし、きりもみ回転をしながら
アイアンハイドを狙っていた敵を4連キャノンで撃ち抜き、着地する。
さながらバンローンを彷彿とさせる動きだ。

『Mist,Ich bin gut.』
『なんだその言語は・・・?地球で覚えた人間の言語か。
全く、この状況にしてお前には緊張感という物が感じられないな。』
『余裕なんて無いさ、あの弾幕のような攻撃では避けながら近づいて行くのも精一杯だ。』
『そうか。しかし、あのような戦術をよく知っているな。お前のように若いTFが一朝一夕で
身に付けられるものではない。』
『無駄口を叩いている暇は無いぞアイアンハイド。やつらが体勢を立て直してきた。』

『やっかいだな、応援が来るまでは持ちそうに無いぞ。』
『弱気になるな、司令官達はきっともうすぐ来てくれる。』
『お前に言われなくても分かっちゃいるさ。ただ・・・これは少し骨が折れると思ってな。』

軽蔑とも安堵の表れとも分からない表情で彼を尻目にしながら、会話中にオープンにしていた
マスクを瞬時に閉じ、再び飛び出していくサイドスワイプ。
その外装には傷一つ付いてはおらず、既にこの若いTFは熟練した戦士に等しい。
彼の魅せるアクロバティックなその戦い方は、むしろ芸術に近いものがある。
彼なりの美学なのだろうか。

遠距離攻撃が効かないと判断した一体の敵TFは、果敢にもサイドスワイプに肉弾戦を挑んでくる。
『フン・・・。』 
強烈な右ストレートをひらりとかわし、回転しながらブレードを逆手に持ち替え、後ろに回り込む。
その敵TFは振り返る間もなく、彼のブレードによって上下真っ二つにされていく。
切断していく隙間からは彼の顔が覗き、ややあって完全に切り裂き、無残にも
そのディセプティコンの上半身は転げ落ち、同時に下半身が膝から崩れていく。

ニホンの武士が刀に付いた血を振り払うが如く、ブレードを振り上げながら器用に順手に持ち替え、
素早く振り下ろす。

サイバトロン星に伝わるものを始め、この若さにしてあらゆる戦闘技術を殆ど会得している彼には、
余程の相手で無ければ肉弾戦において、有意に立てるものはいないだろう。
ある意味それが彼の自信にも繋がっている。驕りではなく、あくまで確信に近いようなものだ。

アイアンハイドは今までの戦闘で色々な戦士を見てきたが、これほど才気に溢れる戦士を
目の当たりにして、最近の若いやつもそれなりにやるじゃないかと思う反面、
自分も改めて身の引き締まる思いであった。

いくら弟子のような存在とは言えども、戦闘で遅れを取るわけにはいかない。
無駄の無い、必要最低限の的確な動きで敵の攻撃をかわしながら、正確無比のショットを
お見舞いするアイアンハイド。ポイントマンもこなせる彼には、後衛の役目が良く分かっている。
ポイントマンの邪魔にならないよう、味方の脅威を極力排除していく事。
こういう状況の時こそ経験が物を言う―それが彼の信ずるもの。


『―いい加減に全員くたばりやがれ!』
あまりの敵の多さに、痺れを切らしたサイドスワイプが憤慨を漏らす。
そう言いながらも、尚も次々と敵をメタルの屑へと変えていく。
だが、その苛立ちの原因は敵の多さでは無かった。

残弾数が残り少なくなってきているのだ。

それはアイアンハイドとて同じだ。元々の装弾数が多く、身体の内部で順次生成出来るとはいえ、
エネルギー自体が不足してきているのだ。流石に焦りを見せ始める2人。

サイドスワイプも、クレーターの影に身を隠しながら束の間のエネルギー回復を図る。
しかし、そう長い間休ませてくれるようなディセプティコンではない。すぐに追撃に来るだろう。

デジタル回線を開いて、もう1人の味方に語りかける―専用の解読コードが無いと傍受できない、
秘匿回線だ。

『<<アイアンハイド、そちらはどうだ。>>』
『<<こちらも同じだ。弾がもう残り少ない。>>』
『<<―心配するな、最悪の状況になったとしても、俺のスパークに代えてでもお前は護ってやる。>>』
『<<それは私の台詞だ、アイアンハイド。私には弾が無くなってもブレードがある。>>』

『<<―全く、お前というヤツは。頼りにしているぜ。>>』
『<<―Ich auch.>>』


『<<そんな口を聞けるって事はまだ余裕があるって事だよな。救援が来るまで持ちこたえるぞ!>>』
『<<Zehn-vier.>>』
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est-ce que nous danserons? 

2009.08.19
Wed
00:22

しなる弓のようなカーブを見せ輝く月、青々と芝生が生い茂り、静寂の拡がる一画。

ワシントンはスミソニアン博物館の一つ、航空宇宙博物館。

そこには、古代の遺物とも言えるような複翼機から、世界初のジェット機に
音速を超える戦闘機や旅客機まで展示してある。

その中でも、超音速・高高度偵察機、SR-71・ブラックバードと、エール・フランス航空の
超音速旅客機・コンコルドは一際目を惹く存在だろう。



『この前彼女とフランスまで飛行したときは良かった、パリ市内に灯る光は大空から見ると
幻想的でとても綺麗だった。また行ってみたいものだな。
しかし彼女は素晴らしい女性だ、筋の通った鼻に、スレンダーな身体。
そのうえ気が利くし、会話をしていて楽しい相手だ。
彼女のような魅力的な女性はとんとお目にかかっていなかったな。』


『彼とパリに行った時は良かったわ、マッハ2までしか出ない私に機速を合わせてくれたり
燃費の心配をして空中給油機の手配までしてくれて・・・なんて優しい方なのかしら。
それに彼の排気ノズルってセクシーよね・・・。エンジンもパワフルだし。素敵だわ・・・。』




『早く閉館時間を過ぎないものか、彼女とまた話がしたい。』
『もうすぐ閉館時間だわ、楽しみ。』


閉館時間を過ぎ、警備員もいつもながらのルーティンとなっている巡回を終えて帰って行った。
誰もいなくなったのを再度確認し、ブラックバードとコンコルドは
申し合わせたかのように同時にトランスフォームする。
機体が古い所為か、ブラックバードの方は少し時間がかかってしまう。
コンコルドより部品の擦れる金属音は多く、彼女は片眉を少し吊り上げ、呆れたように顔を顰める。
しかし不快には思ってはいないようだ。


『こんばんは、エール。昨日は楽しかったな。』
『そうね、パリの夜景を貴方と見れてとても良かったわ。また何処かに行ってみたいわね、ジェットファイア。』
『そうだな・・・。』






無言の時間がしばらく続く―お互いに見つめ合う2人。






あまりにも長く沈黙が続いたので、エールが何か話題を切り出そうと口を開いた瞬間―
『エール、これからエジプトに行かないか?ライトアップされたピラミッドを見に行こう。』
『え?』
『大丈夫だ、我々は音速で飛ぶ事が出来る。明日の開館時間までには十分間に合う。』
『でも、外にはまだ警備兵が・・・。』
『彼らの巡回ルートと時間は把握している。その隙に抜け出せばいい。』
彼女は少し考える振りをして、明るい笑顔で答えた。
『分かったわ。』

『先ずは人気の無いところに空間移動ポートを使って移動する。さすがにここから
そのまま出ていっては気づかれるかも知れんからな。さあ、手を出して。しっかり握っているんだぞ。』

エールは微笑みながら無言で手を差し出し、ゆっくりと彼の左手を両手でふわりと包む。

『では行くぞ。』

周囲にパリッと電撃が走ったかと思うと、ジェットファイアの胸からスパークが覗き、
青白い光を放ち始める。光は輝きを増し、周囲を包んでいく。
辺りが真っ白になった瞬間、そこにはブラックバードとコンコルドの姿は無くなっていた―



エジプトへの空路では、2人は70年代の映画の話で持ちきりだった。
ジェットファイアは、『ダーティー・ハリー』の有名な台詞を言ってみせたり
さも得意げにジャック・クルーゾー警部の物真似をしてみせる。
お腹が捩れる位おかしくて、エールは飛ぶどころでは無かった。
あまりにもフラフラと飛ぶので、ジェットファイアは彼女の腕を優しく、しっかりと掴んだ。
再びしばらく見詰め合う―ジェットファイアは、なんだか照れくさくて目をそむける。
そんなジェットファイアを可愛らしく思いながらも、エールは彼の逞しい腕に身を預けていた。



深く温かな闇の中、2つの大きな機影が、東の空へと消えていく―
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* category: individual episode

liar,liar 

2009.08.03
Mon
01:43

涼しげなターコイズブルーの空、綿飴の如く広がる白銀の雲。
週末の金曜日。小鳥達は囀り、さながらワルツを踊るかのようにじゃれ合いながら羽ばたく。

特に治安が悪い訳ではなくても、どんな都市にも犯罪は起こる。
それはここLAだろうと同じだ。

路肩に停車している一台のパトカーに駆け寄る若い男。かなり慌てている様だ。
車内の警官の注意を自分に引かせるため、ボンネットをバンバン叩く。

『あ、良かった、おまわりさん! 財布を盗られてしまいまして・・・。すみません、ねぇったら!』

上唇に髭を生やした警官は、そのまままっすぐ前を見ている。目の前の男に気づいていないらしい。

『ちょっと!聞いてるんですか? 守るべき市民が困っているというのに!』

サリーン社製S281型をベースとしたパトカーは、4.6リッターのV8SOHCエンジンを
威嚇するように唸らせる―さながら内なる怒りを爆発させるように。
この上ない危機感を覚えたその市民は、一目散に逃げ出す。勢い余って何度かつまづいてしまう。
警官は薄ら笑いを浮かべながら、一瞬半透明で幾何学模様の外見になる。
運転席に座っていた警官と思われたものは、人間ではなくホログラムっだったのだ。
パトカーは重低音を軽く響かせながら、ゆっくりと発進する。

ボディの後方側面には、『"To panish and enslave...”』と刻まれている―




『フフフ・・・ニンゲンをからかうのは楽しくてしょうがないなあ・・・』


見渡す限り長い直線の続く、片側3車線の大きな幹線道路にでると、サイレンを鳴らしながら
道を開ける一般車両の間を滑らかにすり抜けていく。

『Who can rock a rhyme like this? Bring it to you every time like this?
Who can rock a rhyme like this? Step, step up, step, step up―』

おおよそ警官が乗っているパトカーには似つかわしくない音楽を
外にも聞こえるような音量で鳴らしながら走り過ぎていく。
どの車両のドライバーも軽い疑問を抱きつつ避けていくが、やはりその視覚的効果は大きく
通報しようという人間は誰一人としていなかった。

『へっへー。なんとも気分がいいねえ・・・。』

『―After years of pain staking research by the world's leading sound scientists,
we here at the sound institute have invented a reliable audio weapons system.
Actual movement of musical sound in space used to carefully attack and
neutralize the cellular structure of the human body, and the question must be asked.―』

そのパトカーは90マイルを有に超えるスピードで、尚も疾走していく。
プロのレーシングドライバーか誰かがドライビングしていると思えるぐらいの走りをしている。



一通り満足した彼は、州間高速道路から一般道に離れるべく、緩く長いカーブにそって走行する。
通常よりもかなり上がってしまった水温と油温を下げるため、しばらくその辺りを法定速度付近で
適当に流す事にした。


そのときだ。

突然目の前にひとりの少女が飛び出してきた。
かなりの速度で一直線にこちらに向かってくる彼を見た途端、立ち止まってしまった。
恐怖で足が竦んでしまっている。

この速度では止まれない―
そう思った彼はトランスフォームし、腕をバネのようにしてジャンプして一回転する。

横断歩道の真ん中で、立ちすくむ少女の数メートル先に着地する。
速度を上昇エネルギーに変えたものの、勢いを完全には殺せなかったため
いくらかスライドしてしまった。


完全に止まった後、夕日を背にしたその黒い影はゆっくりと立ち上がり
危うく轢いてしまいそうになった少女に申し訳なく思いつつ、その身の心配をする。

『だ、大丈夫かい、お嬢ちゃん・・・?』
恐怖で怯える彼女を驚かせないように気遣いながら、そっと手を伸ばす。

彼女はその小さな手で人形を強く抱きしめながら、ゆっくりうなずく。
今にも泣き出しそうな目で彼を見つめながら。

『そうか、気をつけろよ、じゃあな。』

再びトランスフォームし、元のパトカーに戻り少女の視界から夕日の中へと消えていく。
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