FC2ブログ
06« 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.»08

* category: スポンサー広告

スポンサーサイト 

--.--.--
--
--:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
Comment -- | Trackback -- |  * 記事編集 *  go page top

* category: general episode

Trinity quarrel 

2009.07.25
Sat
02:54

インド洋はディエゴガルシア島―巨大な敷地に建設されたNEST総本部基地。
オートボット達は、ディセプティコンの残党を始末する任務を終え
次の出撃に備えて、戦闘で傷ついた身体を癒す。

メンテナンスを終え、分厚いコンクリートで囲まれた地下のハンガーに戻った
アイアンハイド、ラチェット、サイドスワイプは一時的に機能をスリープ状態にする。
―聴覚デバイスと最低限の機能だけを作動させたまま。

しかし、レディー達はまだまだ話し足りない様子だ。通信回線を使って会話すればいいものを
わざわざ発音機能を使用している。


『全く、今日の中国とかいう国は最悪だったわ、埃りっぽいし、なんだかゴミゴミしてるし・・・。
あぁもう、なんてことなの。この自慢の5本スポーク軽合金製ホイールが汚れちゃってるじゃない。』
『騒々しくってよアーシー、貴女のホイールなんてどうでもいいの。それよりわたくしのこの美しいボディが
埃まみれでいる事の方がよっぽど酷いですわ。』
『あーらエイリアル、そういう台詞はそのだっさい4連マフラーをなんとかしてから言いなさい』

女性型のホログラムはオイルタンクを叩き、そのバイクの水冷Lツインデスモドロミックエンジンを
―さながらフォーミュラ・ワンのV型10気筒エンジンのエグゾーストノートのように―
けたたましく吹かしながら大声で言い返す。

『なんですって!?レーシングモデルなのに湿式クラッチなんて身につけている
貴女にだけは言われたくないですわ!』
『イタリア生まれのくせして、ニホン製のサスペンションを着ているあんたにだけは言われたくないわ!』
『エンジンが2気筒な割にはよく言ってくれますわね。わたくしは4気筒ですのよ、4・気・筒!
貴女みたいな貧乏くさい女に負けるなんてことはありえませんことよ!』
『さっき私のホイールを馬鹿にしてくれたわね。あんたの星型ホイールだって十分過ぎるぐらいダサいわよ!
そして大体何なのよ、そのカーボンの偽者みたいなフロントカウルのエンボス加工は!腹が立ってくるわ!』


『あの・・・そのくらいにしてNEST兵の方々にメンテナンスとクリーニングをしてもらいに行きませんか・・・?』
もう一台の青い日本製バイクは、2人の機嫌を損ねない様、慎重に言葉を選び、その重い口を開いた。

『だまらっしゃい!あんたのそのアイラインの方がよっぽど醜いわよ、出直してらっしゃい!』
2人の勢いと言葉に圧倒されてしまったクロミアは、何も言えずにしょんぼりしてしまった。



アイアンハイド『全くこの女共は・・・待機中ぐらい静かにしていられないのか・・・』
ラチェット『これはおそらく、女性特有の生理現象によるものであろう。』
サイドスワイプ『まぁまぁ、お二人さん。―とにかく、お喋りは大いにしてもらって結構。
だが、少しボリュームを落としてくれないかな。』


『分かりました・・・』『―はい』『了解です』
-- Read more... --
スポンサーサイト
Comment(0) | Trackback(0) |  * 記事編集 *  go page top

* category: general episode

A Megacycle Before・・・ 

2009.07.24
Fri
02:02

この数十年で、各国から単なる超人口密集地帯であると思われていた国家は、
爆発的に急速な発展を遂げた。
高層ビルやタワーが立ち並び、尚も成長を止めることなく都市を拡大・開発を続けている。
その影で、旧市街であろう重く歴史ある地域は、巨大な工場団地の敷地とされるために
ガン細胞に侵されるかの如く縮小・衰退していく。
そんな人間でさえ住もうとしない様な、小動物の生体反応しか確認出来ない地に、
『彼ら』はその身を潜めていた。


―2年前のラスベガス、オールスパーク奪取のためにオートボットの奴らと総力を尽くした激戦の後、
メガトロンはローレンシア海溝、凍てつく寒さと暗黒の闇が支配する
一万一千メートルの海底深く沈められてしまった。
オールスパークが器としていたエネルゴン・キューブは破壊され、俺達機械生命体の<歴史>
ともいうべき膨大な情報と共に、スパークの叡智も失われてしまった。
だが、いくら欠片とはいえ、オールスパークだ。メガトロンを生き返らせるだけの力はあるに違いない。
もし生きていたら、きっとあの時粉々になってしまったオールスパークの欠片を
探すように命令するはずだ。それは間違いないだろう。

こういう事態の時、指揮を執らなければならないはずのスタースクリームは
―だとしても進んで指示に従うつもりは無いが―何処かに行ってしまった、少なくとも今地球には居ない。
おそらく、あの凍りついた死の惑星に墜落した戦艦ネメシス、フォールンのところで奴なりに
何か対策を講じているのだろう。

"・・・まぁ、俺の知った事ではないがな。”

俺の来る前にいた、主力の奴らは殆どオートボット共にやられてしまったし、戦闘となると俺の装備では
あまりにも心もとない。一緒に地球に来たデモリッシャーがいるだけ心強いな。

しかし、安心は出来ない。いくら馬鹿では無く、引き際が分かっているとはいえ
奴は少し力に頼り過ぎるきらいがある。奴らに出くわした途端に交戦にならないといいのだが。

俺達が居るのは、ニンゲン達の<ワールドワイドウェブ>によって検索した結果、
<チュウゴク>という国らしい。
しかし、この―機械のエイリアン―プロトフォームの姿のままでは、目立ってしまい不味い事になる。
ニンゲンに見つかれば、奴らにも俺達の存在が知れてしまうだろう。
スパークの捜索を開始する前に、何か目立たない物をスキャンしなければ―
おそらく、<クルマ>というものがいいだろう。

3メートル超の巨体を廃墟の物陰に隠しながら、幹線道路を往来する車を物色しはじめる。
どの車両も同じような色、フォルムをしていて偽装をするには格好のスキャン対象だろう。
―だが、彼の持つ美学故に、それらのひとつをスキャンするには納得がいかなかった。

『・・・ったく、この国のクルマとやらは何故こうにも不恰好な物ばかりなんだ・・・どれもこれも
同じモノばかりじゃないか・・・』

ぶつくさと―しかしながら人間には聴き取れない周波数と速さで―愚痴をこぼしていると、彼の目の前を
轟音を鳴らしながら一台の欧州製スポーツカーが通り過ぎた。
滑らかでありながら、パワフルさを感じさせるボディを身に纏い
V8エンジンをミッドシップに搭載したドイツ製の4WDスポーツカー、アウディ・R8だ。

『フン・・・。なんだ、少しはマシなクルマもあるじゃねえか。』

冷めた目をしつつ、その車両に向かってレーザー光を照射し、外見からフレーム構造まで隅々を
スキャンする。彼なりに―そうは見えないだろうが―とても意気揚々としながら。

その車から得た、全てのデータを改めて確認する。彼ら機械生命体は、自身と同じぐらいの
質量の物体でないとトランスフォーム―擬態―は出来ないからだ。

『おぉ・・・これはこれは。なんともご機嫌な感じじゃねえか。気に入ったぜ。』

運よく質量も彼と同じくらいであったそのスポーツカーと同型の車に擬態し、エンジンを
けたたましく咆哮させ、カウンターを当てながら発進する。
そのまま混み合う道路の中に紛れ、怪しまれない程度に疾走する。 
その魅力的な外見のお陰か、多くの人々の視線を集め、いささか目立ってはいるが
偽装には成功しているようだ。

スパークの反応を探しながら、少し埃っぽい街中を走っていると、なにやらニンゲンの
密集している地帯に近づいてきた。どうやら<イチバ(Market)>というらしい。 
人々が店の間の狭い通路を行き交い、緑や赤色の有機体、または小型の哺乳類と
丸い金属や四角くて薄っぺらい何かを交換している。
ある者は交換した手前、その獲物をまっすぐ口に運び、食している。

『・・・しかし、ニンゲンとやらはなんてモノを摂取してるんだ・・・全く得体が知れないな。』

―とはいえ、彼はとても興味を惹かれていた。それらを横目に見ながら
とっさにインターネットで検索を掛ける。時間にして1ミリサイクルもかかっていない。

その物質の遺伝子構造、構成分子、名称、動植物であるかどうかも一瞬にして理解できた。
彼らが油分を多く使用して「リョウリ」というものに加工し、それらを食することも。

この国が世界の4大文明のひとつとして何千年もの時代を築き上げ、いくつもの
王朝や帝国として栄え、成長してきたことも。

大いに興味を惹かれつつも、スパークの捜索を続ける。
興味深い事ではあるが、今は任務を遂行しなければならない。
しかし、彼の思考回路の大部分が、抑えきれない好奇心によって占領されてしまっていた・・・。


夜も更け、人通りも少なくなり、民家や高層ビルの照明が消えていく。
この時間にまで活動していては流石に怪しまれる・・・そう思った彼は、ある古ぼけた工業団地の一角に
日が昇るまで身を隠すことにした。

そこに、やかましくキャタピラ音をさせながら、一台の赤く巨大な建設機械が近づいてくる。
突然ショベルを地面に軽く叩きつけ、その巨大な建設機械は、外装ごと身体ををいくつものパーツに分解し
複雑に形を組み換え、10メートル超のロボットにトランスフォームした。
サイドウェイズの車体を遥か上から見ている―お前もトランスフォームしろと言わんばかりに。

・・・まったく、騒々しい奴だな、こいつは。

デモリッシャーの様に大型では無いが、それでも3メートルは有に超すスレンダーな体躯を現す。
―瞬時にして。

『デモリッシャー、どうだ。成果の方は』
『ダメだな、ここら一帯には全く反応が無い。他の国を探した方がいいんじゃないのか?』
『うむ、確かにそうなんだが―』

本当はもう少しこの地にいてニンゲンを観察したかったが、途中で言葉を呑んでしまう。
ディセプティコンに属していながら、人間に興味が出て来たなどと言える筈が無い。

『―とにかく、今日はもう日が沈んでしまった。ニンゲン共に怪しまれないよう、身を隠すとしよう。』

いつもと様子の違う事を悟ったデモリッシャーは、一瞬彼を睨んだ―が、気が変わったのか
無言で元の建設機械の姿にトランスフォームする。
やれやれ・・・と言わんばかりに続いて、彼も車の姿に戻る。
-- Read more... --
Comment(0) | Trackback(0) |  * 記事編集 *  go page top

プロフィール

最新記事

最新コメント

Flashカレンダー

カテゴリ

月別アーカイブ

タグふれんず

リンク

手書きブログ

FC2カウンター

検索はこちら

ブロとも申請フォーム

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。